バンガロールでの英語学習2 プライベートティーチャー

プライベートレッスンの先生は期間中2人にお世話になりました。

スダ先生は、インド訛りの英語を話す現役のカウンセラーでもあるのです。
最初聞き取れなくて何度も聞き直す事をしていましたが徐々に慣れてきた頃から、質問が徐々に僕の内面的な物になってきました。

この時期は、ちょうどベトナムから出てまだ1ヶ月ということもあり、今後ベトナムの恋人とどうするか、どこで仕事をするかなど頭の片隅で考えてもいたところでしたので、色々と相談。

日本人のカウンセラーとインド人のカウンセラー、違いは大きくないのですが、インド人特有の大きな目が何か神秘的な吸い込まれるような感覚があります。
そんな彼女の目を見ているとポロポロッと本音が出てくるそんな感じでした。

旅をする中で過去を振り返ることがあります。
そんな中で、何故この旅を始めたのだろうという不思議さはいつもありました。

もちろん、それは「夢」のためですが、本当にそれだけで行動を移すに至ったのかと思う節がありました。

彼女はそんな僕の気持ちを少しずつ解きほぐしていきます。
そして、はっと思い当たる過去の記憶にたどり着いたのです。

大学時代から5年一緒にいた人がいました。
結婚も真剣に考えて、お金を貯めようと仕事に明け暮れていました。
そんな私に愛想を尽かして出て行きました。
後日、彼女には恋人が出来ました。
彼は大きな会社に勤めていましたが夢がありました。先生になるという。
彼は会社を辞める決心をし、今あるなけなしのお金で指輪を買い、プロポーズしました。
3年間待って欲しい、その間辛い思いもさせるけど、立派な先生になると。

僕はそのとき、未だ未練がありましたから、自分が先に成功すれば取り戻せるんじゃないかと思いました。
テレビに出たら、本を書いたらもしかしたら振り向いてくれるのかもと。

2年後、インストラクター事業ビジネスはテレビでも取り上げられるようになりました。今こそチャンスと電話してみた結果、向こうの答えは彼も夢を叶えたから結婚すると。

あの頃からどこかで、ゼロスタートするための場所を探していたのかもしれません。まさに旅という。

人の人生とは不思議なものだなと感じます。
この旅だってこういった過去がなかったら始めていなかったかもしれないわけですから。

スダ先生との英語の授業はいつもこんな感じで行っていました。
彼女からもらった、クリスタルストーンは今も旅のお供をしてくれています。